2010年11月25日

「最愛」

真保裕一という人の作品です。

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たぶん私、この人の作品は初めてだと思うんだけど。
でも本屋で探してるときに、なんとなく手にとってあらすじを読んだら、
本編を読みたくなってしまったのよね。

幼い頃に離れ離れになって、その後再会するも、また悲しい別れをした主人公とその姉。
主人公は18年も音信不通になってた姉が、頭に銃弾を受けて意識不明だという知らせを受ける。
しかも、かつて殺人を犯した人と結婚した翌日にそうなったという。

主人公は、姉のことを調べ始めるんだけど、
それは同時に、自分探しにもなってくのよね。
姉は潔くてまっすぐで、まっすぐすぎて辛くって。
でもそれが正しいんだからと胸を張って生きてて。
そういう人生を歩いてきた人で、主人公はそれを悲しくも思うけど誇りにも思うのね。

読みながら、なんでそんなにずっと音信不通だった姉の気持ちとかを全部全部、盲目的に理解できるんやろうって思ってんけど、
最後に、あー、だからか。って思って。

でもね、すっごく悲しいのよ。
なんでこんなことになってしまったんやろうって。
どこかでどうにかできんかったんやろかって。

まぁそういう本です。笑


nagominoriko at 20:08│Comments(0)TrackBack(0)読書感想 

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和乃 璃瑚

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